『ロックンロールマラソン@ニューオーリンズ』を走ってきました。

ども。部員の武本です。

先日2月10日に『ロックンロールマラソンニューオーリンズを走ってきました。

ロックンロールマラソン、聞きなれない方も多いと思いますが、Competitor Group社が運営する、全米20以上の都市、他ヨーロッパ、中国等の数都市で毎年開催されています。その名の通り、コース上、約1マイル毎に冠通りのロックンロールや地域の特性のある音楽をガンガン流してみんなでレース中盛り上がっちゃおうというのがこのロックンロールマラソンシリーズの特長です。

まず、ニューオーリンズってどこ?って話ですが、ルイジアナ州最大の都市で、ってルイジアナ州自体ピンと来ない方の方が多いですよね。

ご覧の通りアメリカ合衆国の南東部に位置し、テキサス州の東側に隣接しています。メキシコ湾に面し、2005年のハリケーンカトリーナ」で甚大な被害を被った都市としてご記憶されている方も多いと思います。

さて、今回なぜこのレースを選んだかというと、ちょうど2月の3連休明けに仕事でラスベガスに行く用事があったので、折角なら3連休中に前乗りしてアメリカ国内で何か良いレースが無いかな~、いつもお世話になっているRunning in the USAで検索してみたところ、このレースを発見。元々ロックンロールマラソンシリーズは南井さんが過去に数回ラスベガス大会に出走されてて興味があったので即決でした。ニューオーリンズって街自体にも興味があったので。

ニューオーリンズは直行便は無く、ヒューストン経由で約半日のかけて到着。アメリカは東海岸で無ければ大抵の都市は半日ちょいで行けますね。時差を考えると、行きは大抵日本と同日に着けるので何か得した気になります。(帰りは逆ですが)

レース前日、土曜の午前便で成田を出発して、ルイ・アームストロングニューオーリンズ国際空港に現地時間で土曜のお昼に到着、空港名からもわかる通りニューオーリンズはジャズ発祥の地、古くは奴隷貿易の中心地で、西アフリカから連れてこられたアフリカ音楽と西洋楽器が融合し、ジャズとしてアメリカ南部で発展を遂げ今日に至ります。


ルイ・アームストロングニューオーリンズ国際空港(通称:Satchmo)

空港から先ずはホテルにチェックインするため、観光地として有名なフリンチ・クオーター地区から少し離れたCentral Business Districtエリアへ向かいます。空港からUberで20分強。

この街の感じ、結構自分好み。「都会×パームツリー」の組み合わせがどうも好きみたいで、ハワイなんかはかれこれ40回以上行ってますがオアフ島以外に行ったことが無いのもそれが起因してるのかも。あ、あと宮崎も好き。

テルチェックイン後、先ずはBIBをピックアップしにEXPO会場に向かいます。ホテルから歩いて10分弱のコンベンションセンターへ。


2月はちょうどマルディグラのシーズンで、街もEXPO会場も紫×金×緑だらけです。マルディグラとはアメリカで有名な謝肉祭(カーニバル)で、一番盛り上がりをみせるFat Tuesdayは今年は3月5日。それまで毎週末の様にパレードが催されます。今と異なり以前はマルディグララソンという大会名称だったそうです。

BIBを受け取った後、長旅の疲れ、時差ボケもありますが街に繰り出します。徒歩圏ですが折角なので映画「欲望という名の電車」でも有名なStreet Car(路面電車)で観光地のフレンチ・クオーターへ。


今回一番お世話になったカナル・ストリート&リバーフロントラインの路面電車


ミシシッピ川に停泊する蒸気船とマルディグラらしい像




200年以上歴史のある、アメリカ最古の市場と言われているフレンチ・マーケット




アイアンレースが特長の建物が多くアンティークショップが並ぶロイヤルストリート。観光用の馬車が行き交う




バーボンストリート。飲屋街らしく明るい時間から店内外問わず飲んだくれてる猥雑な連中も。実質昼夜歩行者天国の様で、ストリートパフォーマーも多い

途中、名物のPo-boyと呼ばれているサブマリンサンドを買ってジャクソン広場で腹を満たし、そこから一旦ホテルに戻ってからまたマルディグラパレードを観にフレンチ・クオーター北のマリニー地区へ。

以下パレードの様子。









パレードは20時前からスタートし約1時間、各団体がそれぞれのテーマでストリートをパレードします。様々な衣装、音楽、踊りでパフォーマンスを行い、フロート(パレードの山車)に乗った人達が見物客にビーズネックレスや各団体のグッズを投げたり手渡ししたりする光景もマルディグラパレードの特徴です。

パレードが一段落ついた頃、次の朝レースもあるので、また路面電車に乗ってホテルに戻ります。ホテルに到着した頃には23時過ぎており、シャワーやら翌日の準備やらでベッドに入った頃には日付が変わってました。


さて、翌朝は5時に目覚ましをセットしたにも関わらず4時起床、ベッドに入ってからも眠りが浅く、起きた時点で寝不足ながら、着替えを済ませスタート近くのホテルの朝食会場に向かいます。ロックンロールマラソンはオプションでレース当日の朝食、専用のトイレ、専用駐車場、ゴール後の専用休憩ブース、帰りの専用シャトルバスのパッケージが販売されており、そちらを購入しました。1万円程度と少々お高めのパッケージでしたがツアーでは無く個人参加の海外レース、全く知らない土地ということもあるので迷わず購入。

開場の6時に合わせ朝食会場に到着。朝食内容はこんな感じ。





ベーグルやバナナを水で流し込みます。他にオートミールやヨーグルト、グラノーラ、フルーツ類、それにコーヒー、ジュースとありますが海外では大抵腸が緩むため、その辺りは全てパス。

レーススタート時刻が7:30、ホテルにはギリギリまで待機しスタート15分前に出発、自分のコラルに着くまで5分も掛かりませんでした。レース前の過ごし方としては最高ですね。きっと招待選手の方ってこんな感じなんでしょうね。さて、レース直前には恒例の The Star-Spangled Banner の国歌斉唱、そして大会DJのカウントダウンと共にレーススタート。

まずコースをおさらいしましょう。

自分の滞在ホテルのあるCBDをスタートし、すぐ西の方へ。セント・チャールズ通りを往復し、またスタート地点を経由してディケーター通りを通ってフレンチ・クオーターを抜け、エスプラネード通りをゴール地点のシティパークへ向かい(ハーフマラソンは、このままパーク内でゴール)、シティーパークに沿ってウィズナー・ブールバードを北上、ポンチャートレーン湖にぶつかったらレイクショア・ドライブを東西折り返し、またウィズナー・ブールバード経由でシティパークまで戻りゴール。元々ニューオーリンズが北米最大の川、ミシシッピ川の河口にある都市で街全体の海抜が低く、比較的平坦で走りやすいコース。

ここから、レース中に撮った写真で振り返ります。


ロックンロールマラソン最大の特徴はやはり音楽。やはりロックだけで無くジャズバンド演奏もあり。1マイル毎に音楽は流れているが、バンドのライブとスピーカーのみは半々程度


巨大なマルディグラのフロートもマラソンの応援に一役


約10マイル地点、フレンチ・クオーターの中心であるジャクソン広場。まだ9時前なので観光客も少ない。奥の建築物はセント・ルイス大聖堂。現存しているものの中ではアメリカで最古の大聖堂


ジャクソン広場を過ぎると直ぐ現れるのがジャンヌ・ダルク像。ニューオーリンズの名前の意味は新しいオルレアン公、フランス統治の歴史を感じます。因みにルイジアナ州の名の由来は太陽王ルイ14世


エスプラネード通り。この11マイル過ぎ辺りからスパートをかけてきた相当数のハーフマラソンのランナーに抜かれます


シティパークのゴールを目指すハーフのランナーを尻目にウィズナー・ブールバードを北上しポンチャートレーン湖を目指します。ここから立体交差が数箇所あり、また応援も少ないことで徐々にダメージが蓄積されます


レイクショア・ドライブ。ポンチャートレーン湖を臨みながら文教地区や高級住宅地を走ります。風光明媚な景色が広がりますが、湖から吹き付ける強風に苦しめられます。因みに22マイル地点で足が攣り、ここまで引っ張ってもらってた3:50のペーサーとはこの辺りでお別れ。。


とても長く感じた苦しい戻りのウィズナー・ブールバードからようやくゴール地点のシティパークへ




無事ゴール。タイムは4:11:58という結果。此処のブログ、最近だとフルの場合、男子はサブ3.5、女子はサブ4ぐらいしないと書いちゃいけない様な気がしておりますが、今年で40代を折り返すいいおっさんですので、敢えてそんな空気は読みません、あしからず

レース後はシャトルバスでホテルに戻り、またフレンチ・クオーターへ。




レース前は自粛していた名物の牡蠣やガンボスープに舌鼓を打つ、やっぱり地物、本場の料理は美味しい




お腹を満たした後はジャズの殿堂プリザベーション・ホールへ。此処だけのためにニューオーリンズに行く価値はあります




最高のジャズの余韻を引きずりながらバーボンストリートでボトル片手にぶらぶら。右の写真は通り沿いのCafe Beignetというカフェの入り口に立つジャズの巨匠達の銅像

レース翌日は昼にはホテルをチェックアウトしてラスベガスへ移動。限られた時間ですが最後までニューオーリンズを楽しみます。





リカバリーランがてらフレンチ・クオーターにあるニューオーリンズで最も有名なカフェのカフェ デュ モンドまで。名物のベニエとチコリ入りカフェオレを味わいます




ホテルに戻り着替えとパッキングを済ませ、路面電車で地元のランニングショップと有名な霊園へ。海外行く際の楽しみの一つに地元のランニングショップ巡りがあります。霊園が有名なのは海抜が低く洪水被害が絶えない土地のため地中にでは無く地上にお墓が建てられています

こうして初めてのニューオーリンズが終了しました。この地の人々達からは南部特有のホスピタリティを感じられてとても気持ち良い街でした。まだまだ観たくて観れてないもの、やりたくても出来なかったことがあるので、またいつか再訪したいと思います。

今回のレース結果はともかく、やはり海外レースは刺激受けます。これまで海外のフルマラソンはメジャーレースしか体験していなかったのですが、日本人どころかアジア人種も全く居ない海外レースはとても非日常的で気分もアガります。今回、なんだかレースレポートというより単なる旅行記になってしまいましたがレース以外にも多くの楽しみがあるのが海外レースの醍醐味だと思います。今後も世界中の様々なレースを体験してみたいですね。

恒例のレースギア紹介です。

トップス:asics
ショーツ:山と道
シューズ:Altra DUO
キャップ:ciele
ゲイター:CEP
アイウェア:goodr


最後に本レースの参加T、BIB、フィニッシャーメダルです。ロックンロールマラソンシリーズのグッズ類は前からどれもスタイリッシュで定評があるのですが、マルディグラのイメージやニューオーリンズ名物のロブスターやジャズ音楽、金管楽器を掛け合わせたデザイン。うまく纏めてあってカッコいい!!

フイナム ランニング クラブ♡ VOL.54 〜ブルックスの試し履きをするよ! +αの特典があるかも!? スペシャル〜

どうも、こんちわ、山本です。


年始早々、バタバタしてて、すっかりご無沙汰していたグループラン、久々にやります。

今回は伝説の投資家、ウォーレン・バフェットをも虜にし、アメリカのランニング専門店ではナンバー1のシェアを誇る「ブルックス」の試し履きも兼ねて行います。

ブルックス
www.brooksrunning.co.jp


詳細は下記。

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フイナム ランニング クラブ♡ VOL.54
ブルックスの試し履きをするよ+αの特典があるかも!? スペシャル〜

日時:2月26日(火)19時30分集合
集合場所&MOSH
料金:シャワー・ロッカー/800円、レンタルタオル/200円
詳細ブルックス「ラベナ」「ローンチ」の試し履きをしながら、界隈を約7〜10キロほど走って近くの居酒屋で一杯というゴールデンコース。もしかしたら+αの嬉しい特典があるかも!? 乞うご期待!

※混雑が予想されるので早めの到着がベターです。
※基本、雨天決行。大雨の場合は居酒屋のみ決行。
※シャワーは混雑が予想されます。徒歩10分圏内には銭湯(八幡湯)もありますので、気になる方はそちらをご利用ください。
※汗拭きシートはご用意しています。
※シューズはお貸し出ししますが、サイズが欠けてしまう可能性もあるので、個々で準備はしておいてください。
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参加希望の方は当日の14時頃までにフイナム ランニング クラブ♡のFacebookのグループページの該当するスレッドにご連絡、コメントください。


ぼくのFacebookに友達リクエストしていただいてからのやりとりでも構いません。

https://www.facebook.com/hyamamoto1978

Facebookのグループページでは、不定期のグループラン情報の告知や参加の有無、メンバーの大会参戦事情など、さまざまな情報をメンバー同士で発信、共有しています。ご自由に参加できますので、気になる方はぜひ。

https://www.facebook.com/groups/724314124329519/


なお、フイナム ランニング クラブ♡はどなたでも参加可能です!!
お気軽に問合せください!!

なんなら当日、集合場所でお声がけいただいてもかまいません!


というわけで
ブルックスの履き心地を確認しながら、
走って、飲んで、ワイワイして。
東京マラソン目前の貴重な時間に、
有意義なトレーニングをしましょう!


写真は毎年恒例、守谷ハーフマラソン(今年はハーフが定員に達していたため5キロにエントリー)のときのもの。

ちなみに鉄人・愛ちゃんは、種目別で入賞。UTMB完走に次ぐ快挙を成し遂げました。ハンパねえ。

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6500円のウィンドシェル。

どうも、こんちわ、山本です。


風を防いで、寒さもしのぎ、コンパクトで軽量。ロード、トレイル問わず、なにかと重宝するウィンドシェル。そんなウィンドシェルの選択肢の1つとして加えておきたいなと思ったのが、こちらの品。


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ミリタリーウェアを展開するポーランドのHELIKON-TEXというブランドの「WINDRUNNER PACKABLE ANORAK」。

なにが良いって、まず色。スポーツブランドではなかなか見かけないミリタリーウェアならではのナチュラルな配色は、デイリーユースとしてもすんなりと馴染んでくれそう。

斜めに入ったフロントポケットは、ザックを背負うと塞いでしまうけど、スマートな印象を与えてくれます。また、撥水加工も施されているので、小雨程度なら雨具としても機能してくれます。

ちなみに価格は驚きの6500円!

これなら各色、大人買いしても良さそうです。気になる方は下記あたりからどうぞ。


https://amzn.to/2GxUuBR
http://www.nakatashoten.com/contents/ht-251.html

僕が6年半かけて走った距離。

部長の榎本です。

NIKE+のスコアが15,000kmを超えたので、ドヤ顔で晒しておきます。

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NIKE+は総走行距離ごとにレベル設定があって、15,000kmは最高レベル。

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到達したらなにかあるのかな?と思いきや、特になにも起こらず仕舞い。


振り返ると、約4年半前、フイナム ランニング クラブ♡の立ち上げ直後の総走行距離は約4,500km。

hrc.blog.houyhnhnm.jp

このときから1万km以上走ったことになる。

さらにさかのぼると、僕がランニングを始めたのが2012年7月。
それから約6年半で合計ラン数は1,488回、総走行距離15,000km。
1回あたり平均約10km、1ヶ月あたり平均192km。

ひとつひとつのランにたいした意味はないものの、こうやって積み重なるとすごい数字になるなぁ。
月並みな言い方だけど、継続は力なり、ですな。


下記、村上春樹さんのエッセイから引用。


僕がこうして二十年以上走り続けていられるのは、結局は走ることが性に合っていたからだろう。少なくとも「それほど苦痛ではなかった」からだ。人間というのは、好きなことは自然に続けられるし、好きではないことは続けられないようにできている。そこには意思みたいなものも、少しくらいは関係しているだろう。しかしどんなに意思が強い人でも、どんなに負けず嫌いな人でも、意に染まないことを長く続けることはできない。またたとえできたとしても、かえって体によくないはずだ。
『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹


この一節、激しく同意です。

走るくらいなら死んだ方がマシだと思っていた 〜沖縄100Kウルトラマラソン参戦記〜

あなたは100kmを一日のうちに走り通したことがあるだろうか?
世間の圧倒的多数の人は(あるいは正気を保っている人は、というべきか)、おそらくそのような経験をお持ちにならないはずだ。
普通の健常な市民はまずそんな無謀なことはやらない。
「走ることについて語るときに僕の語ること」 村上春樹



鈴木武史(41歳、ピュア独身※1)です。
今年で第三回を迎えたレース、沖縄100Kウルトラマラソン(以下沖縄100K)に参戦してきました。
www.okinawa100k.jp
一日の内に100km道路を走り通すという、この日常性を大きく逸脱した行為が、
ランナーとしての、延いては一人の不完全な人間としての自分の内面にどのような波紋を起こすのか。
そしてそれを成し遂げた時にどんな景色が見えるのか。
それを確かめるべく、100km走る為に、ただそれだけの為に、仕事の納品を後ろ倒しにし、
愛猫の世話を人に頼み、まるで阿呆みたいな顔をして飛行機で日本の南端まで行ってきた訳です。
まさか人生初沖縄がこのような形になるとは、長距離走が大嫌いで、
走るくらいなら死んだ方がマシだと思っていた幼少期の自分には想像すら出来なかった。


沖縄100Kは、与那古浜公園(沖縄県島原郡与那原町)をスタートし、海岸線から奥武島を経由する海沿いのコースを経て50km地点にある糸満市役所を折り返すコースである。

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60km過ぎから登りがキツくなり、累積標高は1,500mほど

キロ6分で走れば100kmは10時間で走り切れる。
そこに用足しや食事の時間を入れて、11時間以内でゴール出来れば良かろうという算段だったが、
人生に於ける多くの事象がそうであるように、
物事は期待するほど甘くないという事実がのちに判明する事になる。


スタートは早朝5時。
大会側から簡易なハンドライトが貸与される。
本人が望むのであれば自前のヘッデンを点けて走っても良いが、
ハンドライトなら20km地点のエイドで返却出来るので、僕はそれを携行させてもらった。
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スタートは目標8時間以内、10時間以内、12時間以内、14時間以内をその場で自己申告の4ブロックに分けられる


フルマラソンは今までに何度も走ってるが、今までにキロ6分のペースでレースを走った事はなかった。
したがって、やっぱりペースが遅いから42km地点ではまだまだ全然元気!
だったら良いなと楽観的に考えていたが、
そのオプティミスティックなプランは見事に打ち消される事になる。

気温はどんどん上がり、朝9時過ぎには手元のSUUNTOで26度をマーク。
4時間15分くらいで42kmを通過したが、普通に、ちゃんと、疲れている。

あるいは、疲れている自分がいると思っている。

もしくは、疲れていると僕の頭脳が僕にそう思わせている。

けどまだ半分も終わっていないんだよな。
一体これからどうなってしまうんだろう?


やっと辿り着いた50kmの折り返し地点にドロップバッグ※2を受け取れるレストステーションがある。
ここでは芝生に座り込んでいる人、横になって回復を図っている人もいたが、
僕は一度も腰をおろさなかった。
というのも、一度でも座ったらもう走り出せなくなりそうだったからである。
したがって僕は日差し対策のサングラスを装着し(65km地点のエイドで忘れる事になる)
あわれな象のように水浴びをして身体を冷し、エナジージェルを補充しただけでゴールに向かって踵を返した。
やれやれ、まだ半分も残ってるのか。


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レストステーションにはもずく酢やおにぎりなどがあった


60kmまではただただ無心で脚を動かしていただけ。

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何しろ暑い。熱い
考えごとをしただけで、その分脳味噌でエネルギーを消費するのではないかと懸念していたのである。
しかしながら、いよいよ60km地点にある中ボスの坂が始まると
何も考えないでいる事が難しくなってくる。
約5kmもの間、だらだらと果てしなく続く坂。気温も30度近くまで上がっている。

つらたんと思った。

「つらたん」

と実際に口に出して発音してみたが世界は変わらない。

試しに

「つらいお」

とも言ってみようかとも思ったが、さすがに馬鹿馬鹿しくなってやめた。
いずれにせよ、太陽は無慈悲に肌を焦がし、空は飽くまでも深く、海はどこまでも青いままだ。
しかしながら、確かに世界は変わらなかったが、発熱で止む無くDNSしたアクさんと奥さんの寿美さんがわざわざレンタカー借りて応援に来てくれた! 一番高いユンケルと水を持って。
いきなり車で現れた時は一瞬何が起こったか分からなかったが、これで元気をもらってちょっと復活。
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2リットルの水を、靴が濡れないように首からかけてもらう


なんとか中ボスをやっつけ、残るは75kmから7kmほど続くラスボスの激坂
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これがとんでもなくキツかった。

とにかく暑過ぎる。空が青過ぎる。サトウキビが生え過ぎてる。シーサーの数が多過ぎる。
登っても登っても終わりが見えず、目に付くあらゆる事が気に入らなくなってくる。

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腰が落ちてるのは分かっていても上げられない

80km地点で
「あと少しだぞ!」
と応援してくれたおっさんに対しても
「テメェにとって80km走った後の20kmは少しなのか?」
と心中で毒づく始末(本当に申し訳ございません!)

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こういう状態

それでもなお、もちろん終りはやってくる。
「あと少しでニライカナイですよ!」
と沿道で応援してくれていた女子に言われ、
ニライカナイって何でしたっけ?」
と返すと
「とにかく絶景なスポットです!」



話は逸れるが、みなさんは走るようになった明確な切っ掛けはあるだろうか?
自慢じゃあないが、僕はある。太ってたのである、子供の頃に(倒置法)

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なにこの髪型

物心ついた時からずっと肥満児で、中三の部活(しかも柔道部)引退時にMAX94kgまでイッた。
というと、
「けど背高いからそこまで太ってはなかったんじゃあない?」
と言われたりするが、当時178cmくらいだったので、普通に太っていた。
ジーンパンツは40インチだったので、大体サイズがなかった。
そんな僕も大学から一人暮らしを始め、食う物もロクに食わずにバイト代(意外と塾講師)と仕送りを殆ど服に使っていたらすっかり痩せていったのだが、
30歳の時の夏のある日、部屋でガリガリくんを食べながら、

「もはや私は20代ではないのだ。ややもするといわゆる中年太りという事態に陥るかも知れぬ。なんとなれば幼少期あんなに太っていたではないか。つまり私は太りやすい体質なのだ。またあの時のような体型になりたいか? 否、絶対になりなくはない。ミック・ジャガーみたいに60才になってもピッタピタの革パンを履いていたい(けどミック・ジャガーみたいにはなりたくない)。では大好きな麦酒やチョコレイト、プディングなどを摂取するのを控えるか? 否々、食べたい。だって甘くて口に入れると幸せな気持ちになるから。ではどうするというのだ。死ぬほど嫌々ではあるが、走るしかあるまい。消去法的に。オエッ」

カヒミ・カリィのモノマネをしながら独り言ち、
僕は体型維持という最も月並みな理由で道路を走り始めたクチである。
それを機にすっかりマラソンにハマってしまい、今や月間走行距離350km、年に15本以上のレースに参加するランナーになってしまった。

つくづく人生とは分からないものだと思う。

沖縄100Kを走る事が決まってからは更に走行距離を伸ばして、最長で月440km走った。
一緒に沖縄を走る予定だったアクさんと60km走も月一でやった。
帰宅ランで20km走り、途中で二郎系ラーメンも食べた。しかも帰路で全部吐いた。
そんな僕が沖縄の道路を90km近く走ってきたら、ニライカナイの絶景が目に飛び込んできた。

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一時は憎みさえした空の深さ・海の青さは、角膜に命中し頭蓋骨を突き抜けて僕の心に突き刺さった

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ゴール。11時間51分10秒。101位/545人
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まるで阿呆みたいな顔をしているが、もともと阿呆みたいな顔なのであまり変わってはいない


この強烈な体験をまだ自分の中で消化し切れていないし、
ゴール直後における身体中の痛みと疲労は凄まじく、絶対もう二度とロードのウルトラは出ないと思っていた。
だがホテルに戻ってひとっ風呂浴びてからアクさん夫妻と飲みに出かけ、アグー豚をアテに冷えたビールをたらふく飲み、
一晩ぐっすり寝て起きたら
「また100km走る事になったら、次はもっと上手く走ってやるぜ」
と思っている自分がいるから訳が分からない。



そんなに走って一体どこを目指しているのとよく聞かれる。
しかしながら、そのような質問をしてくる人の大半は走った経験をお持ちでない方なのではないだろうか。
僕みたいな三下の市民ランナーに目指している場所なんか無いです。
ただもっと速く、もっと長く走った先にどんな景色が見えるのかを知りたい。
それを知るまでは、僕はせっせと走り続けると思う。

阿呆みたいな顔をして。

どんなに遅くてカッコ悪くても。

それが僕という人間の性分のようだから、多分。

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※1 結婚歴が一度もない独身の意。
※2 長距離レースの途中で自分の荷物を預けておけるシステム。補給食や着替えを預けておくのが通常。

「絶景」あり「うんめもん」あり「人情味」あり。鹿児島県の『錦江町でんしろうトレイル』とその街の魅力を120%楽しむ!「はさんじゃうぞ❤️」

こんにちは、部員の水越です。
BLOG書くの、だいぶ久しぶりですね。


11/24-25の2日間、鹿児島県の錦江町に行って来ました。

トレイルランニングのレース錦江町でんしろうトレイル」に参加するためです。

錦江町は「きんこうちょう」と読みます。
鹿児島県の大隅半島、いわゆる「#じゃないほうの半島」の西部に位置する街で、肝属郡(きもつきぐん)に属しています。
錦江町ホームページ トップページ



鹿児島空港からは車で約2時間ほど。
途中、国立の体育大学で有名な鹿屋市(かのやし)を通過します。
今大会のゲストランナー、宮崎 喜美乃さんもこの鹿屋体育大学を卒業していることで有名ですね。
www.instagram.com


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右端が宮崎さん。ゴキゲンです。





錦江町でんしろうトレイル】

2014年から開催されている「錦江町でんしろうトレイル」
universal-field.com




主催は『ASO ROUND TRAIL』や『霧島えびのトレイルランニングレース』を代表とした九州のレース・イベントを企画運営する『ユニバーサル・フィールド』
universal-field.com



ちなみに「でんしろう」とは錦江町ゆるキャラで、豊かな山の中で育ったカブトムシをモチーフにしています。

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www.yurugp.jp



「でんしろう」とセットで活動しているのが、妹分のご当地アイドル「くわがたガールズ」

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https://www.facebook.com/Denshiroukuwagatagirls/





youtu.be


一度聞いたら耳から離れない「はさんじゃうぞ♡」がキーフレーズ。
ハートをはさまれたい男子、続出中。


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今大会の優勝者、平賀太智くん(Local.Link.Lead)も「はさんじゃうぞ♡」


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同じく「Local.Link.Lead」のフォトグラファー 寺村祐一朗くんも「はさんじゃうぞ♡」

local-link-lead.hatenablog.com



隣の敵対都市、出水市(いずみし)のご当地アイドル「いづみとりとりガールズ」(「つついちゃうぞ♡」がキーフレーズ)とのライバル対決からも目が離せません。

www.youtube.com






コースプロファイル

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「でんしろうコース」距離は約30km、累積標高は1700m、制限時間7時間。
「くわがたコース」 距離は約18km、累積標高は1200m、制限時間5時間。

参加者は両コース合わせて150人ほど。

距離に対しての累積をみるとけっして楽ではないが、程よくキツさも味わえてトレイルランニングの魅力が詰まった大会。

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スタート前にランナー、関係者のみなさんで。こんなとこもアットホームな感じ


世にも珍しい川の中スタート


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スタート地点は千畳敷の石畳が広がる花瀬川
ここは時期や天候にもよりますが、川の水の量が少ないので石畳の上を歩けちゃいます。
(ちなみに昨年は水量が多くて川の中スタートではなかったようです)

近くにキャンプ場やバンガロー村、五右衛門風呂などもあり、レクリエーションなども充実。四季折々の花にも恵まれ、そうめん流しや音楽祭などイベントも多数行われている錦江町のシンボル的スポットです。


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そんな花瀬川をスタートポイントに、でんしろうやクワガタガールズ、とりとりガールズ、町民のみなさまに見送られ朝日輝く中レーススタートです。



走り通せば大幅にタイム短縮!最初と最後の7km林道


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スタートしてから7km先のトレイルヘッドに到るまでは、バンガロー村を抜けてひたすらゆるゆる登る林道が続きます。
この林道は比較的斜度もきつくないので、ゆっくりでも走り続けることが大事。
淡々と足を運びましょう。

逆にレースの最後はこの7kmの林道を下り返すので、思い切って飛ばしたらかなりのタイム短縮に繋がりますよ。



緑がいっぱい、照葉樹林のトレイル


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照葉樹林(冬でも緑の葉が落ちない広葉樹)に囲まれたトレイルは緑に包まれ、太陽の光を受けて美しく輝いた森が印象的。
となりのトトロ』に出てくる緑のトンネルを彷彿とさせるポイントも見所あり!

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滝や沢沿いのマイナスイオンに包まれた癒しのトレイル


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コースは各所に小さな滝や沢を渡渉するポイントが点在。
水の流れるトレイルは、本当に気持ちがいい。



コースイチの絶景ポイントは寄り道する価値あり!


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近くを走っていた美女ランナー3名を被写体に迎えた稲尾岳の自然石展望台より。


コース17kmぐらい(だったかな?)にある稲尾岳の自然石展望台は、少しコースから外れるけど絶景が拝めるので行く価値あり。
晴れて入れば種子島も見えるとのこと。
近くを走っていた地元ランナーさんも、毎年ここが楽しみだとか。



郷土料理たっぷりの充実したエイド


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かるかん


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手前が「げたんは」。奥が「けせん団子」


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「つけあげ」


「かるかん」「げたんは」「けせん団子」「つけあげ」といった郷土料理の数々が充実したエイド。
ついつい長居しちゃいがちなのでご用心を。







【レース前後は魅力満載の錦江町を遊びたおす!】


レースに参加するだけでなく、その前後には錦江町の魅力をたっぷり味わってきました。
むしろ味わいすぎて時間が足りなかったかも(?)



神川大滝公園で滝の迫力に圧倒される!


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高さ25m幅30mの大滝は迫力満点



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美女の集まりは絵になりますね〜☺️


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公園内にある「大滝の茶屋」で昼食タイム。


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イノシシの肉をつかったビーフシチューが美味かったー




「うんめもんの会」で郷土料理作り見学&体験


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地元の「うんめもんの会」におじゃましました。

でんしろう うんめもんの会 | 鹿児島県錦江町特産品協会


ちなみに「うんめもん」は鹿児島の方言で「おいしいもの」

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代表の房子さんに教えてもらって揚げているのは鹿児島の郷土料理“ガネ”(サツマイモのかき揚げ)
いや〜これがホント、めっちゃ「うんめっ」!


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これが「ガネ」。ちなみに揚げた姿が「かに(鹿児島弁で「がね」)」に似ていることから、このような名称になったとのこと。


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他にも「けせん団子」や「こんにゃく」にも舌鼓を打ち、お腹も気持ちもいっぱいになりました。



旗山神社の三本イチョウと「落ち武者BOØWYS」


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三本イチョウで有名な「旗山神社」を訪問。
しばらく立派なイチョウを眺めていると。。。


突如境内から何やら怪しいBGMが流れてきた!!



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唐突に怪しいBGMとともに現れたのは「#落ち武者BOØWYS」
れっきとした、錦江町のご当地アイドル(?)なんです。

youtu.be


実はこちらの中の人は錦江町の観光局の職員のみなさん。
地域を盛り上げたいという想いから生まれたこのキャラクター。
見た目も歌も踊りもかなりクセありですが、一度見たり聞いたら頭から離れない


キーフレーズは「ささっちゃうぞ!」


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みんなで一緒に「ささっちゃうぞ!」



神川ビーチの「影絵の祭典」


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錦江湾沿の海岸に広がる「神川ビーチ」では、夕日をバックに逆光を利用した影絵のオブジェがたくさん。
いわゆる「インスタ映え」なスポットです!(笑)



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どれが本物の人間かわかりますか?



様々な影絵用のオブジェが点在。ハロウィンやクリスマスなど、季節に応じて内容も変わるそうです。
(※ハッシュタグ#神川ビーチ影絵の祭典」でたくさん見れます)

で、このオブジェ、実は観光局のスタッフさん総勢5名の手作りらしいんですね。
そのクオリティの高さからてっきり専門の業者などに発注してるのかと思ったらビックリ!

毎シーズン、みなさんであれやこれやと意見を出し合って作っているそう。
そんな愛の溢れたエピソードを聞いたら、見え方もまた変わってきますね。

ちなみにこのビーチはキャンプ場も併設されており、近くには温泉やシャワー施設もあるので仲間や家族を連れ立ってワイワイするのも楽しそうです。

www.town.kinko.lg.jp



最後に


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宿利原さん(通称「ヤドリン」※俺が勝手に言ってるだけw)

今回の旅のアテンドをしていただいた宿利原(やどりはら)さんも観光局のお一人。
癒し系のキャラで僕らの旅を最大限に楽しく和やかにサポートしていただきました。

何から何まで、本当にありがとうございました!
来年は宿利原さんも「でんしろうトレイル」、一緒に走っちゃいます!? 😏



そんなこんなで、
名所、名物、そしてヒト。
全てを堪能させてもらい、錦江町という街の魅力にふれ続けた2日間。

開催される街自体を知ることで、レース自体も何倍も魅力的に楽しくなるんだということを再発見できた旅でした。

来年「でんしろうトレイル」に出る人がいたら、ぜひ錦江町という街の魅力も味わっていただけたらと思います。

夢にまで見た「ニューヨークシティマラソン」走ってきたぜ!

部長の榎本です。

11/4(日)に開催されたニューヨークシティマラソン(正式名称:TCS New York City Marathon)に参加してきました。

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参加者5万人以上、沿道の応援は200万人以上とも言われ、世界屈指の規模と人気を誇るこの大会。

完走経験者から事前に「とにかく素晴らしい大会だよ」と聞いてはいたものの、実際に自分で走ってみて、その素晴らしさは想像をはるかに超えていました。

レース中はもとより、エントリーの手続きから、レース後の演出まで、すべてが感動的で、魂を揺さぶられまくり。
数あるマラソン大会のなかでも別格と言っていいでしょう。

当日から一ヶ月以上経ちますが、いまだその余韻を引きずりまくっています。

というわけで、以下、ニューヨークシティマラソン2018のレポートです。


当選通知キタ━━━(゚∀゚)━━━!!(即座に4万円引き落とし)

それは3月初旬のある日のこと。
電車で移動中になにげなくiPhoneでメールチェックをしていると、こんなメールが目に飛び込んできました。

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なぬっ?
Get Ready to Run the Streets of New York City!
だと……!?

こんなメールを受け取ったら、ランナーなら狂喜乱舞せずにはいられません。
僕は電車のなかで「っしゃー!!!」と叫んでしまった。

参加料は、米国在住者以外は358$(=約4万円!)
しかも当選後に振込ではなく、エントリーの際にクレジットカード番号の入力が必須で、当選した瞬間に問答無用で決済されます。
ひょえ〜!って感じではありますが、それくらいの覚悟をもってエントリーしろってことですね、この大会は。


現地到着〜ゼッケン受け取りまでの流れ。

エントリーしたのが1月中旬で、3月頭に当選のメールを受け取り、速攻でホテルとエアを予約。
それから約8ヶ月が経ち(長っ!)、いよいよそのときがやってきました。

約13時間のフライトを経て、いざニューヨークへ。

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ニューヨーク到着後、ゼッケンを受け取るため、EXPO会場のジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターへ。

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大勢のランナーでごった返すEXPO会場。
大会関連の看板や展示物を見ただけで、早くも目頭が熱くなってきます。

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無事にゼッケンをGET。

いよいよ今週末、自分もニューヨークシティマラソンを走るんだ。
そんな実感が湧いてきます。
ゼッケンには自分のウェーブとコラル、そして事前に予約したシャトルバスの出発時刻などが書いてあります。

ゼッケン受け取り後、物販ブースをチェック。

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こういう大会関連グッズってデザイン的に微妙なものが多いけど、さすがニューヨークシティマラソン、そのあたりも垢抜けてる。
オフィシャルスポンサーのニューバランスのTシャツなどいろいろ買い込み、会場をあとにしました。


マンハッタンからシャトルバスでスタート会場へ。

そして大会当日。
マンハッタンのミッドタウンにあるニューヨーク公共図書館前から、スタート地点のスタテンアイランドまで、事前に予約したシャトルバスで移動します。

自分は5:30発のバスを予約していました。
まだ夜明け前で、街は真っ暗。
10分くらい前に現地に着くと、そこには凄まじい数のランナーと凄まじい台数のバスが!

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バスの予約は厳密なものではなく、次から次へとやって来るランナーを順次バスに乗せ、満席になり次第出発、という感じでした。

列に並んでしばらくしてバスに乗り込み、約1時間でスタテンアイランドに到着。
東の空には美しい朝焼けが。

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テロ対策のため、会場に入る前のセキュリティチェックは厳重です。

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NYPDからセキュリティチェックを受ける榎本、の図。

スタート会場にはベーグル、バナナ、コーヒーなどの飲食物が用意されています。
が、ほんとに簡単なものしかないので、レース前にがっつり食べたい人は、事前に購入して会場に持ち込んだほうがいいでしょう。

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自分はコーヒーをゲットして、持参したサンドイッチとともにいただきました。

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ダンキンドーナツのブースで配布されているフリースキャップもゲット。

スタートはいわゆるウェーブスタートで、スタート時刻は申告タイムごとに異なります。
また、5万人を超えるランナーがスムーズにスタートできるよう、スタートブロック(コラル)はかなり細かく分かれています。

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当日の天気は快晴で、ほぼ無風。
暑くも寒くもない絶好のマラソン日和。

ただ、スタテンアイランドは風が強いことが多く、年によってはスタート前が極寒になることもあるらしい。

スタートエリア付近には不要なウェアを集めてリユースしてくれる回収ボックスがあるので、着なくなったウェアを多めに用意しておき、スタートぎりぎりまで着込んで、スタート直前にポイッとするのがおすすめです。

スタートエリアで待機していると、しばらくして国歌斉唱が始まり、続いてフランク・シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」が流れ、いよいよニューヨークシティマラソンのスタートです!


ニューヨークの五区すべてを巡るタフなコース。

コースはこんな感じ。

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スタテンアイランドをスタートして、ブルックリンをひたすら北上し、クイーンズからいったんマンハッタンに入り、ブロンクスを経て再びマンハッタンに戻って、セントラルパークでフィニッシュする42.195km。

ニューヨークのfive boroughs=五区スタテンアイランド、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、マンハッタン)をすべて通るというのがこの大会の特徴。
そして区を超えるたびに起伏のある橋をわたることになるため、結構なアップダウンのあるタフなコースです。

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コース上の距離表示は基本マイル表記
日本人には馴染みがないのであまりピンときません。

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と思いきや、5kmおきにキロ表記もありました。


沿道の盛り上がりがハンパない!

ラソンのレースに出ると、沿道の応援から力をもらえることを実感しますよね。
ニューヨークのそれは半端じゃないです。
大げさではなく、最初から最後まで、沿道の応援が途切れることがありません。

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一般的なマラソン大会の場合、沿道の人は主に知り合いを応援している感じがしますが、この大会では走っているランナー全員を応援している
そこが決定的に違うような気がします。

特に、クイーンズ=ボロ・ブリッジからマンハッタンに入るあたりはこの大会のハイライト。
地鳴りのようにグオォオオオ〜と聞こえてくる声援には鳥肌が立ちました。

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また、人種のるつぼと言われるニューヨーク、沿道の人たちの応援スタイルや街並みはエリアによって異なり、国際色豊かで楽しい。
ブロンクスを走っているときは日本人による和太鼓の応援が。

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異国の地で母国の声援を受けるとホッとするし、元気が出ますね。

個人的には、フィニッシュ手前のセントラルパークでニューヨーク駐在中の知人から不意に声をかけられてビックリ。
15年ぶりくらいの再会かな?
そんなことが起こるのも大都市ニューヨークならではですね。


街中のみんなが完走者を称賛!

無事に42.195kmを走り切り、フィニッシュゲートをくぐった後は、セントラルパーク内をしばらく歩かされます。
これが結構な距離なのですが、身体が冷えないよう、アルミのシートのほか、ポンチョが手渡されます。

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ポンチョは裏地とフード付きで暖かい。
ロゴ入りなのでいい記念にもなります。

完走後はポンチョを着たまま、そしてメダルを首にかけたまま、地下鉄に乗ってホテルへ。
その道すがら、すれ違う見知らぬ人々から、口々に、
Congrats!
Good job!
などと声を掛けられまくり。
ちょっぴり恥ずかしさもありつつ、なんだか誇らしい気持ちに。
この大会が文化としてニューヨークという街に根付いていて、走ることへの理解があり、ランナーへのリスペクトがあるんだなぁと。
そんなことを感じて羨ましくもありました。

翌日のNew York Timesには5時間以内の完走者の名前とタイムが掲載されます。

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まさかNew York Timesに自分の名前が載る日が来るとは。
これは嬉しいですね。


今回の装備はこんな感じでした。

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トップス:プーマ
ショーツ:山と道
シューズ:ホカ オネオネ
キャップ:バフ
アームカバー、ゲイター:C3fit
グローブ:モンベル

シューズは悩みに悩んだ末に、ホカ オネオネの「ELEVON」をチョイス。
これ、日本での展開は無いのかな?
現地でふらっと立ち寄ったランニングショップで見つけて、なんだこれ見たことないなと思って購入。
ほどよいクッション性で、ホカ特有のグイグイと前に進む感覚も得られ、かなり調子良かったです。


レースを終えて。

完走から4日後、主催者からこんなメールが来ました。

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自分がニューヨークシティマラソンを完走したんだという感動が、改めてふつふつと。
こういうメールひとつとっても、いちいち気が利いていますよね。

ところで、僕がニューヨークシティマラソンにエントリーする大きなきっかけとなったのは、当クラブのメンバーである武本さんのレポートを読んだこと。

hrc.blog.houyhnhnm.jp

僕はこれを読んで大いに感化され、勢いでエントリーして、まさかの当選を果たして出走したという次第。

武本さんは6大メジャー完全制覇(=Six Star Finisher)を目指していて、来年はボストンに出場予定。
それでSix Star Finisherに王手がかかるとか。すごいなぁ。

熱いニューヨークレポートを寄せてくれた武本さんにこの場を借りて改めて感謝。
ボストンのレポートも楽しみにしています。


・・・こうして僕のニューヨークシティマラソン2018は幕を閉じたわけですが、レース前後を含めた約一週間のニューヨーク滞在は夢のような時間だったし、「ランニングをやっていて、本当に良かった」と思えるほど素晴らしい体験でした。

自分自身、機会があればまた出てみたいし、ランニングをやっているすべての人へ一生に一度はこのレースに出ることをおすすめしたいです。

昨年武本さんが書いていたように、
この舞台を夢見る世界中のランナーに走ってほしい!!!
心からそう思います。

こんなに素晴らしい大会、ほかにないと思うので。


次はあなたの夢が叶いますように!!!

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あっ、ニューヨーク滞在中、マラソン以外でも走りまくってました。
その模様はこちらでどうぞ。
hrc.blog.houyhnhnm.jp