『TCS NEW YORK CITY MARATHON 2017』を走ってきました。

Hi there!!

HRC♡の武本です。

先日のベルリンマラソンから6週間後の2017年11月5日にニューヨークシティマラソンを走ってきました!!!

私にとって2015年の東京シカゴ、今年のベルリンに続き4つめのワールドマラソンメジャーズです。

今年の3月2日、ラスベガスで4日間のカンファレンスを終えて意気揚々とストリップ大通りに繰り出し、ふとスマホでメールを確認するとこんなメールが。

ラスベガスの中心で、「オー、マイ、ガーッ!!!」と叫んで周囲の外人から変な注目を浴びてしまいました。(ちなみに英語は苦手です)

そこから直ぐに飛行機&宿の手配を取り(さすがニューヨーク、何もかも高え。。)、待ちに待つこと8ヶ月、遂にその時が!!!


さて、レースレポート前に、今回の行程をご紹介。

ご覧の通り今回も11月4日~11月7日と2泊4日の弾丸日程、本当は11月3日の祝日も入れれば3泊5日も可能ですが、そこは3連休丸々家を空けることは後ろめたすぎるため、3日はしっかり一日家族との時間を過ごさせていただきました、はい。

海外レース、家族の理解と協力無しで成し得ることは不可能ですからね。

妻子が寝静まってからこっそり荷作り(今からかよ)、家を出発、羽田に最終電車で向かいます。

今回は往復大韓航空を利用、仁川経由のためトランスファー含めると往復とも20hを超える長時間の移動、40代にこの長旅は正直かなり堪えました。。
本当はANAの直行便で行きたかったんですが、マイル特典航空券の空席待ちが結局取れず、という理由からでした。(ANA、普通にチケット取ることも考えましたが、航空代高すぎ。。。)

さて、ようやくジョン・F・ケネディ空港に到着。そこからマンハッタンへ移動し、お昼過ぎにホテルに到着、運よくアーリーチェックインした後、すぐにバイクシェアのciti bikeを登録、BIBを受け取りにEXPO会場のジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターへ移動します。

無事にBIBを受け取り、その後EXPO会場を徘徊しオフィシャルスポンサーのニューバランスのブースでグッズを買い込み、そして他ブランドもこのタイミングで出しているニューヨーク限定モデルなんかもチェック、ギア好きなのでついつい長居してしまいますねー。
因みにALTRA Torin3.0を今回レースで履く予定だったのですが、同モデルのNYCモデルがあったのでレースで思わず購入。
NYCに到着してから一連の流れのストーリーズがこちら

EXPO会場の様子。

予定より大分長居してしまったEXPO会場を後にし、ホテルのあるミッドタウンまでまたciti bikeで戻る途中に空腹をおぼえます。
まだNYC来てから一食もしてない。。
やっぱりNYC来たらホットドッグでしょ!と安易な日本からのツーリスト的発想でたまたま目に入ったホットドッグ屋で腹を満たします。

この前のベルリンも一食目はカリーヴルストで似た様な食事だったなー、と思いながら食べた本場ニューヨークのホットドッグはやっぱり美味しかったです。

さて、腹も満たされBIBも手に入れ、そうなると次はレース当日朝の食料調達です。
海外レースの場合、結構侮れないレース当日の朝食問題、今回もちゃんと下調べ済みです。
過去2回もニューヨークシティマラソンを経験されていて、今回3回目の挑戦となる南井さんから事前に聞いていたCAFE ZAIYAへ。

意気揚々と店内を見渡しますが、、、肝心のおにぎり🍙が無い!!!(泣)

店員に聞いたところ、既に今日の分は売り切れ、新たに作ることも無いということ。

途方に暮れ、店を後にし、また近くのciti bikeステーションを目指そうとしたところ、数軒隣に何やら日本人っぽい人達が出入りするお店を発見。

SUNRISE MART、日本のスーパーが目の前に!!!中に入ると、ありました。ちゃんとおにぎり🍙が!!!
鮭や昆布のおにぎり、それにバナナやらを買い込み、無事に朝食を仕入れることが出来ました、ほんと助かった!
やっぱりレース当日は食べ慣れた食事が一番ですからね。

それからホテル周辺を散策、頼まれた買い物やら済ませ、南井さんと合流、NYRR(New York Road Runners、ニューヨークシティマラソンを主催している協会)主催のスタパーティでカーボローディングしました。
こういうパスタパーティは味はイマイチだったりするのですが、正直ビックリするぐらい美味しかったです。
こういった辺りも手抜かり無いですね、さすがニューヨークシティマラソン!!! 

食後、南井さんと別れ、ホテルに帰宅し、早々に就寝します。
行きの長丁場のフライトで一睡も出来ず、レース前日もかなり徒歩&自転車で足を使ったため、レース前日とは思えない疲労のおかげで直ぐに寝付けました。
また寝る前に芍薬甘草湯を服用したので、この前のベルリンの時みたいに足が攣って目が覚めるなんてことも無く、またちょうどサマータイムの終了日ということで1時間余分に、約5h程度睡眠を取ることが出来ました。

3時過ぎに起床、ゆっくり仕度をし、5時前にホテルを出ます。
予報では雨の予報でしたが雨は降っていないし、そこまで寒くない。

ホテル近くのciti bikeステーションで自転車をpickし、シャトルバス乗り場のニューヨーク公共図書館へ。
現地に着くと、既に多くのバスとランナーが。

自身5:30のバスに乗る筈でしたが、現地に着いたのが5:20、実際バスに乗れたのは6時過ぎでした。
なおバスに乗り込む際、事前に何度か手荷物とBIBをチェックされますが、BIBに書いてあるバス乗車資格有無及び乗車時刻までチェックする様な人は皆無でした。
とりあえずものすごいランナーの人数なので、いちいちチェック出来る状況では無いですね。
バス乗り場の雰囲気はこんな感じ。

バスに乗り込み、スタテン島手前で交通規制&ランナー送迎バスが多すぎるためと思われる渋滞で、スタート地点のフォート・ワズワースに到着するまで1h以上掛かりました。
一般ランナーがスタート地点まで行くための交通手段は、このシャトルバスかスタテン島行きフェリーかの二択です。
地元のランナー以外はアクセスし易いミッドタウンから出発するシャトルバスの選択がオススメです。

スタート会場に到着したのが7時過ぎですが自分のスタートはWAVE2、10:15スタートなのでスタート迄まだ3hほどあります。
ここは海に近いため風が吹くと体感的にかなり寒いです。スポンサーのダンキンドーナツのブースで配布されているフリースキャップと温かいコーヒー、またベーグルを受け取り、それから持参した朝食でお腹を満たし、寒さを凌ぎます。
スタート会場の様子。

その後南井さんと連絡が繋がり、また南井さんの知り合いのハジメマシテさん、onyourmarkの荒川さんと合流。やっぱり異国のレースで知り合いの方が居ると心強いですね。

ヴェラザノ=ナローズ・ブリッジを前に3人でパチリ。

記念撮影やら談笑している間に寒さも忘れ、気づけばいい時間。全員コラル、WAVEが異なるため、レースの無事と健闘を誓い合ってここでお別れし、WAVE2のオレンジのコラルエリアへ。トイレを済まし、スタートの時を待ちます。
コラルはブルー、オレンジ、グリーンの3種類、ブルーとオレンジは橋の上を走り直ぐにブルックリンのベイ・リッジ地区に入るのに対し、グリーンは橋の下を通り、高速道路に入ります。
5km過ぎに全コラルのランナーが合流することで、WAVE分けによる時差スタートとあわせ、スタート時の混雑解消を実現しています。
コラル別のコースはこんな感じ。

さて、今回のレースプランは、直前に風邪をひいて体調を崩したこと、事前にアップダウン多め&路面の固さから非常にタフなコースであることを聞いていたので、とにかくタイムに拘らずに楽しむ!!!ことを目標にしていました。レース前に改めてテンションあがっても突っ込まない様にと自身に言い聞かせます。

そしていよいよスタート間近、God Bless Americaの斉唱(ストーリーズで撮ったので短い。。。)、ボルテージが上がってきたところでスタートの号砲が。

遂に夢にまでみたニューヨークシティマラソンフランク・シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」の流れる中でスタートです!!!

スタートしてから直ぐヴェラザノ=ナローズ・ブリッジを渡ります。これが最初結構な登りで、いやでもペースが落ちてしまいます。

とりあえず楽しむことが大事。ゆっくり走りながら、ムービー撮ったり記念撮影をパチリ。

3kmほどで橋を渡りきると、スタテン島からブルックリンに入ります。ニューヨークシティマラソンの特徴として、ニューヨークの5つの行政区(スタテン島、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、マンハッタン)がコースに網羅されています。
ブルックリンに入ると、いきなりその熱狂的な応援に驚きます。鳴り物、声援、そして数ブロックおきに音楽のパフォーマンス、楽しいを通り越して感動すら覚えます。

Bay Ridge地区の応援の様子。
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ランナー、ボランティアスタッフ、そして沿道の観衆、居合わせた全ての人が幸せな空間がそこにはありました。
そんな中、突然自分の前を走っている女性ランナーが中央分離帯に居た警備中の警察官達へ近づいていきます。


女性ランナーのウェアにNYPDの文字が。恐らく彼女もニューヨーク市警のスタッフで、同僚を見つけて駆け寄ったんでしょうね。
そしてその彼女を迎え、一緒に並走する同僚たち。日本じゃ警備巡回の職務中に、この行動はちょっと考えられません。
良し悪しどうこう言うつもりはありません。でも見ててこっちも幸せになったし、なによりこの人たち、ヒップだと思いません?
それからも走りながら気づいたのですが、警備中のNYPDの警察官の皆さんがリラックスした表情でこの一大イベントを楽しんでいる様でしたね。
如何なる形であれ、このニューヨークシティマラソンに関われることに皆さん一様に喜びを抱いている様でした。

その後、ブルックリンを北上し、Boerum HillClinton Hill、と名前の通り丘陵を越え、結構な登りが続きます。
しかし動画の通り、沿道の応援や音楽のパフォーマンスのおかげで辛さは微塵もありません。
(動画ですが、途中で音楽につられて踊っちゃったりしてブレブレです。スミマセン。。)

そしてブルックリンで唯一静かな16km付近のユダヤ人街を抜けWilliamsburgGreenpointを抜けると、ちょうどコースの半分、熱狂的な応援で楽しかったブルックリンからクイーンズに入ります。

プラスキー・ブリッジを越えるとクイーンズです。ブルックリンに負けないぐらいの声援の中Long Island Cityを抜け、ついにニューヨークシティマラソン名物のクイーンズ=ボロ・ブリッジに挑みます。

実は今回、折角の夢舞台にもかかわらず、病み上がりで体調は本調子に程遠く10日以上走っていないこともあり、スタート時から身体、足とも重たく15kmぐらいまでは何とかキロ5分台をキープしていましたが15キロ以降はキロ6分台後半までペースが落ちてました。
プラスキー・ブリッジ辺りから雨が本降りになってきた頃にはもう足が残っておらず、とにかく歩くことだけはダメと自ら言い聞かせるという肉体的にはギリギリの状況だったので、25キロ地点のクイーンズ=ボロ・ブリッジは本当にキツかったです。
上りが長く応援も途切れるため、一気に歩き出すランナーが続出します。何とかヨチヨチでも走り続け、ようやく橋を下り始めるとマンハッタンが見えてきます。

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マンハッタンに入るとまた熱狂的な沿道の声援で元気を取り戻します。本当に有難いですね。
肉体的にキツい状況の中、ニューヨーカー達の熱い声援に思わずこっちも感情が高ぶります。

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一番街を北上し、32km過ぎにあるウィリス=アベニュー・ブリッジを渡るといよいよ5つ目の行政区、ブロンクスです。
ブロンクスでも熱い声援は変わりません。写真を取り損ねましたが34km地点の力強い和太鼓の応援には奮い立たせてもらいました。

マディソン=アベニュー・ブリッジを渡り再びマンハッタンに戻ると、いよいよレースも終盤、5th Aveを南下しイースト・ハーレムを抜けると右手にセントラル・パークが見えてきます。

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38km地点でセントラル・パーク内に入ります。パーク内でも最後の一押しとばかり、沿道のニューヨーカーの声援が疲弊した心身に沁みわたります。

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思いの外アップダウンがキツかったセントラル・パークを一旦出て、41km地点の59th Stに差し掛かると
沿道に何重にも人が溢れ、観衆の声援も最高潮に達します。

その大歓声の中で、「武本さ~~~んっ!!!」と黄色い歓声が。
周囲を見渡すと、そこには遅い夏季休暇でNYCを旅行中だったHRCメンバー、のぞみんが。
異国のレースで知り合いの応援というのはほんと心強いですね、最後に背中を押してもらいました、本当に有難う!!!

59th StのColumbus Circleから、またセントラルパーク内に入ります。
ここからFinish Lineまでは残りもう数百メートル、最後の長い緩やかな上りを進むといよいよ最後のクライマックスです。
沿道には世界中からの参加者の国旗が並んでいます。

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その先には遂にこのJourneyの終着地点、Finish Gateが見えてきました。

『ゴ~~~~~ル!!!!!』



今回の記録は4時間39分02秒、正直タイムはどうでもいいです。ゴール後、こんなに自分の中で色んな感情が湧き出てきたレースは無かったです。
ニューヨークシティマラソン、これまで東京マラソンを4回、シカゴ、ベルリンとメジャーレースを中心に10数回フルマラソンレースを経験していますが、完全に別格でした。

何て表現していいのか、、、とにかくで満ち溢れているんですよね。

レース中、ずーっと、ニューヨークの愛を感じられるというか、このイベントに関われている誰もが幸せだったと思います。誰を見ても、皆楽しそうなんですよね。
昔、八神純子がニューヨークを『愛する気持ちを呼びさます都会』と歌で表現(フイナム世代の皆さんは知らないですよねw)していましたが、まさしく本当にその通りでした。
レース中、ずっと一身にCheerを浴び続けながら何百の人達とハイタッチを交わして本当に力をもらい背中を押し続けてもらいました。
雨の中でも全力で全てのランナーを励ましたり鼓舞し、エールを送り続ける沿道のニューヨーカーには本当に感謝し尽くせません。

こちら、レースのReliveです。

レース後、リカバリーキットを受け取り、暫くセントラルパーク内を歩かされ、その後ポンチョを受け取ります。
ポンチョを受け取った後のこの光景、これ、個人的に見たかったしこの輪に入るのがささやかな夢だったんですよね、自分的にお気に入りの一枚です。

ようやくランナーエリアを抜け、ランナーを迎えようと待ち構えている人の群れをよそに、またホテルまでciti bikeでホテルに戻ります。

自転車をpickしようとしてると、「え?自転車で帰るの?」と半ば呆れ笑いの様な表情で見ている女性に、写真を撮ってもらいました。

短い滞在中にciti bikeにはとても助けてもらいましたね。
超便利なのでホントおすすめです。

ホテルまでも信号待ちの間、歩行者や見知らぬドライバー、沢山の人から"Conglaturation!!!"と声を掛けてくれます。内心恥ずかしくも、胸を張って堂々とお礼を言いつつ、無事ホテルへ戻りました。
今回、なるべくセントラルパーク近くのミッドタウンのホテルにステイしましたが、citi bikeがあればもう少し南のホテルでも良かったかなぁ、なんて思いました。
(ミッドタウンのホテルは基本高いですからね)

ホテルに戻りシャワーを浴びて仕度をし、Keens Steakhouseプライムリブ傷ついた筋繊維を修復、それから楽しみにしていたマディソン・スクエア・ガーデンでのNBA観戦と、NYC滞在2日目にして最後の夜を楽しみました。


翌朝、7時からセントラルパーク内の特設パヴィリオンでフィニッシャーメダルへの名前&タイムの刻印をしてくれるということなのでジョギングで訪れましたが、オープン前からものすごい行列。

帰りのフライトも考え早々に刻印は諦め、フィニッシャーTシャツと4時間台までの完走者全員の名前&ゴールタイムが掲載されたNYタイムズを購入しました。
やっぱり自身の名前がNYタイムズに載っていると嬉しいですね。

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最後に解体の始まったFinish Gate前で同様に記念撮影をしに来ていた他のランナーとお互いに写真を撮り合いました。
すがすがしくも名残惜しい、そんな感情をその場に居合わせたフィニッシャーは皆、多かれ少なかれ感じていたのでしょうか?

ホテルに戻り軽く朝食を取り、その後チェックアウト、タクシーを拾って空港にお土産を買い込み、帰国の途に着きました。
こうして私のニューヨークシティマラソンが終わりました。


ニューヨークシティマラソン、これまで経験したどのレースよりも本当に素晴らしい大会でした。また機会があれば是非走りたいですね。

そしてこの舞台を夢見る世界中のランナーに走ってほしい!!!、ホントに心からそう思います。


最後に、これだけの長いブログを最後までご覧戴き有難うございました!!!
私と同じ様に一般の市民ランナーの方が将来、ニューヨークシティマラソンを走る際に僅かでもこのブログが一助になれば本当に幸いです。

次はあなたの夢が叶いますように!!!