エクストリームにも程がある!「湯沢スカイエクストリーム 2018」参戦レポート

部長の榎本です。

6/17(日)に開催された「湯沢スカイエクストリーム」に参加してきました。

このレースは今回が初開催の新しい大会。
公式サイトの情報を見る限り、相当手強いレースであることは間違いなさそうだな……
そんな覚悟をもって臨んだわけですが、実際は想像のはるか斜め上をいく過酷さでした。
これまでに出たレースのなかでいちばんキツかったといっても過言ではありません。


競技は55kmの「スカイエクストリーム」と23kmの「トレイルランニング」。

まずは簡単にレースの概要を。

舞台は新潟県湯沢町
種目は
・SKY EXTREME 55km(累積標高3,740m / 制限時間12時間)
・TRAIL RUNNING 23km(累積標高900m / 制限時間6時間30分)
があり、それぞれにソロの部とペアの部が用意されています。

55kmの部はITRA認定ポイントレース(ITRA-4)でもあります。

コースマップおよび高低図はこちら。

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55kmの部、23kmの部ともに、駅直結のスキー場として有名なガーラ湯沢カワバンガ」をスタートし、スキー場のゲレンデやその周辺の登山道などをめぐって、再びガーラ湯沢に戻ってくるコースです。

今回このレースにフイナム ランニング クラブ♡からは自分のほか、山本、たつおパイセン、小池さんの計4名が参加。
ロング志向の僕と山本は迷わず55kmの部をチョイス。
たつおパイセンと小池さんは23kmの部にエントリーしました。


レース前日は越後湯沢の温泉街で一杯。

55kmの部は朝7:00スタートで日帰りは厳しいため、現地には前日入り。
東京-越後湯沢は上越新幹線で約1時間半。アクセス良好です。

僕と山本は越後湯沢駅近くに宿をとり、夕方にチェックイン。
受付会場のガーラ湯沢まで2kmほどまったりとジョギングして……

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受付を済ませてホテルへ戻り、近隣の居酒屋で軽く前夜祭。
お約束のビールローディング。

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サッポロの新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」。これ美味しいんですよね。

越後湯沢はスキー場で有名ですが、温泉地でもあるためスキーシーズン以外もそれなりに旅行客で賑わっていて、中心部には飲食店や居酒屋もそこそこあります。

一方の23kmの部は朝9:00スタート。たつおパイセンと小池さんは前乗りせず、当日朝イチの新幹線で現地入りしてました。


スタート直後からえげつない急登!

さて、レース当日の朝。
越後湯沢駅から主催者が用意してくれたバスに乗り、スタート会場のガーラ湯沢カワバンガ」へ。

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足元は榎本山本ともにサロモンのトップレンジS/LAB。
「S/LAB SENSE ULTRA 2」というモデル。
これ、めちゃくちゃ調子いい。軽さ、フィット感、グリップ力などのバランスが素晴らしい。
トップアスリート向けではあるものの、僕らのようなへなちょこランナーでも快適に履きこなせます。

そして朝7:00、号砲の合図とともに、レーススタート!

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・・・すると、スタートゲートの数メートル先からこの急登!
心拍数はいきなり跳ね上がらざるを得ません。

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この上り、いつまで続くんだ……!?
上れども上れども一向に終わらない上りに心を折られまくりながら、一歩一歩着実に、前へ前へと進みます。

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この日の湯沢地方は快晴。
ふと後ろを振り返ると眼下には美しい山々が広がり、その麓にはさきほどまでいた湯沢の町が小さく見えてきました。

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ゴンドラの終着駅「チアーズ」。ここはかつてリレーで来たところですね。懐かしや。

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いったん上りきったあとは、しばらく林道を走った後、登山道の下りへ。

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この区間は全体的に気持ちよく走れたものの、せり出した木の根っこでスリッピーな箇所あり、沢渡りあり、随所にテクニカルなところもあるため、油断なりません。


標高差約1,600mを上り切ると、山頂付近には驚きの光景が!

そして最初の関門の11km地点、A1みつまた道の駅に到着。

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エイドステーションには水、きゅうり、バナナ、梅干しなどが。

ここでもろもろ補給し、先へと進むわけですが……

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ここから先がこのレースの核心部、標高約2,000mの神楽ヶ峰へと至る、標高差約1,600m(!)の上りです。
これが想像を絶するハードさ。

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うんざりするような急登の連続にくわえ、コースの大半を占めるのがスキー場のゲレンデゆえに太陽を遮るものがなく、直射日光を浴びまくり。
ぎらぎらとした強い日差しが容赦なく体力を奪っていきました。

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18km地点のA2和田小屋のエイドステーションには、水、きゅうり、バナナ、梅干しのほか、おにぎり(セブンイレブン製)も。

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まだまだここからも上ります。

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ここから先は登山道としても人気のようで、ハイカーさんの姿を多く見かけました。

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命からがらようやく上りきったと思ったら、神楽ヶ峰山頂付近にはなんと残雪が登場!

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そう、実はこのレース、コース上に残雪があるという理由から、「軽アイゼンまたはチェーンスパイク」が必携品に指定されているんです。
ただし実際に使うか使わないかは各ランナーの判断に委ねられています。
僕はザックに忍ばせたものの、結局使わず仕舞いでした。


制限時間もエクストリーム!

そこから先は下り基調ではあるものの、傾斜がキツイためほとんど走ることができなかったり、下ったかと思えばえげつない上りが突如現れたり、「ここ、本当にコースか?」と疑いたくなるような藪こぎがあったり、足を濡らさずに渡るのが不可能な巨大な水たまりがあったり……

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メンタルを打ちのめされまくったうえに、脚も身体もズタボロ。
そうこうしているうちに、制限時間(12時間)が近づいてくる。
これ、ゴールまで間に合わないんじゃないか!?
レース中盤からそんな不安が募るばかりでしたが、その不安は結局現実のものに。

結果は、僕も山本もDNF(リタイア)
僕は今回も序盤から胃腸をやられて吐きまくってペースダウンし、40km地点の関門に間に合わず。
山本は40km地点手前でコースロストし、レースから離脱せざるを得ず。
「仮にロストしなかったとしても、制限時間内にゴールまでたどりつけたか微妙」と山本。
コースはもとより制限時間さえもなかなかエクストリームです。

23kmの部に出場したたつおパイセンと小池さんは無事にフィニッシュ!

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いやぁ、ふたりともいい顔してますな。
23kmの部もそれなりにキツかったものの、程よいキツさで大きな達成感が得られたようです。


我こそはという方、来年いかが?

レース後は越後湯沢に戻り、ひとっ風呂浴びて、駅近くの居酒屋で打ち上げ。
元気に飲み食いするたつおパイセンと小池さんを横目に、僕と山本は満身創痍で疲労困憊。
胃腸をやられ廃人と化していた僕は一切何も口にできなかったうえに、飲み物はソフトドリンク
そして山本はビール一杯で終了という有様。
いかに疲弊しきっていたかがわかります。

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ロードかトレイルかを問わず、道中どんなにつらくても、終わってしまえば楽しい思い出にすり替わり、つらかった記憶は時間の経過とともに美化されてしまうもの。
でも、それはあくまでも、完走できたら、の話。
完走できないと、つらかった記憶はつらかった記憶のまま、なんですよね。
僕はここしばらくトレイルのレースは胃腸トラブルによるリタイアが続いていて、胸のなかにモヤモヤとしたものがずっと残ったままなんですよ、困ったことに。
ああ、完走したいな……
これに懲りず、引き続き精進します。

というわけで、55kmの部と23kmの部で参加者ごとに明暗が分かれた今回のレース。
まだ主催者から公式な発表がないけど、55kmの部の完走率は相当低かったんじゃないかな。
となると、トレランレースあるあるで、「我こそは」という猛者が全国から集まって、意外な人気レースになったりして?

フイナム ランニング クラブ♡のメンバーのみなさんも、走力や山力(特に上り)に自信アリという方は、来年55kmの部にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

s-mountain.com